厚生労働省「医療通訳育成カリキュラム基準」に従った、初めての専門医療通訳養成のためのコース
2014年12月13日(土)より、東京にて専門医療通訳者養成コースを開催します。
厚生労働省「外国人患者受入れ環境整備事業」によって作成された医療通訳育成カリキュラムに添って実施する医療通訳研修です。
「医療通訳育成カリキュラム」とは、「外国人患者受入れ環境整備事業」における医療機関で雇用される医療通訳者の養成を目的として作成されたものです。
専門医療通訳者養成コース概要
日時:2014年12月13日〜2015年3月15日
場所:中央大学駿河台記念館
募集言語・人数:英語・中国語 各15名程度 ポルトガル語・スペイン語 各10名程度
通訳教育の専門家、プロの通訳者、外国人医療に精通した、医師、看護師を講師に迎え、専門職としての医療通訳者を育成する75時間にわたる専門コースです。
参加希望の方は、事前に受験試験を受けてください。
受講対象者
・原則20歳以上
・母語において、大学入学程度の語学力と高校卒業程度の知識がある方
・母語、対象言語の国や地域における習慣、社会常識を理解している方
・文化や社会において異なる価値観を認めることができる方
・利用者に対して敬意を持ちコミュニケーションを図ることができる方
・下記の語学能力と知識を持っている方
受講に必要な語学力と知識(本コースでは参加者の知識・語学力の確認のために受講試験を実施します)
・ヨーロッパ言語共通参照枠(CEFR)におけるB2以上(各言語の目安)
・母語と対象言語の両方において高度な会話や議論ができる語学レベル
・対象言語において、その言語を母語とする人とお互いに緊張しないで流暢な自然なやりとりができる
・健康や身体に関する抽象的かつ具体的な話題について理解し、やりとりができる
・他人の意見や発言を理解して、それに対して自分の意見を詳しく説明できる
・健康や医療に関する一般知識(中学までに学ぶ程度の身体の仕組みや各器官の働き)
受講料
医療通訳研修Ⅰ・医療通訳研修Ⅱの同時受講の場合:133,000円(税別)
医療通訳研修Ⅰ:75,000円(税別)
医療通訳研修II:75,000円(税別)
※医療通訳研修Ⅰ・Ⅱの同時受講をお勧めします。医療通訳研修Ⅱのみの受講はできません。
※テキスト「医療通訳」・その他資料代を含みます。
※十分な能力を備えているにも関わらず、経済的・金銭的な理由により受講が難しい者に対し、センターでは 受講料の一部免額する「多文化特待生」を設けています。
※受講試験の結果発表後〜2014年12月12日(金)am12:00までにお振込にてお支払いください。
修了証の発行
各研修への9割以上の参加が必要です。各研修終了後に履修証明書を発行いたします。医療通訳研修Ⅰ・Ⅱは、終了時に能力評価テストがあります(7割程度の 取得が必要です)。医療通訳研修Ⅱには、終了後のレポートの提出が必要です。医療通訳研修Ⅰ、Ⅱを同時受講の方は医療通訳研修Ⅱの終了後に履修証明書をお 渡しします。この履修証明書は「医療通訳育成カリキュラム基準」に定められた内容の研修です。医療通訳育成カリキュラムの全課程について
医療通訳研修Ⅰ(8日間 計37.5時間) 2014年12月13日〜2015年2月1日
医療通訳者の役割や責任を理解し、基礎的な医療知識、通訳技術、倫理を身につける。
時間:9:30-16:40
開催場所:中央大学駿河台記念館
医療通訳研修会Ⅱ(7日間 37.5時間) 2015年2月8日〜3月15日
通訳実務に必要な関連知識、対応力、通訳技術を身につけます。
時間:9:30-16:40
開催場所:中央大学駿河台記念館 ※現在の予定です。一講義内容と日程が変更になることがございます
お申し込み方法
受講を希望する方は、講座受講規約をご確認,ご了承の上、お申し込みフォームから受講試験をお申し込みください。事務局から受付と受講試験の日程についてのメールをお送りします。メールが届きましたら、「通訳実績表」を事務局までお送りください。
(申請時に一緒に送付いただいてもかまいません)
1:フォーム入力・受講試験のお申し込み
2:受付・受講試験日の確定
3:通訳実績表の送付
(※通訳経験のない方は、これまでの学習歴をお送りください。)
4:受講試験(受講の可否の結果は5日以内に通知いたします)
※通訳実績表はお申し込み時にフォームに添付するか、お申し込み後、info@tabunka-kyoto.orgまでお送りください。
受講試験について
受講試験:
第一期:2014年11月30日(日)、12月1日(月)
第二期:2014年12月8日(月)
①11:00-12:00
②14:00-15:00
③16:00-17:00
④18:00-19:00
⑤19:00-20:00のいずれかにご参加ください。
会場:一般財団法人日本医療教育財団(アクセス)
内容:健康や医療に関する一般知識と基本的な語学力についてのテスト
※受講試験は「医療通訳育成カリキュラム基準」に定められた基準に従っています。内容の詳細についてはお答えできません。
※定員になり次第その時間の募集は締め切ります。
※第一期の募集で、定員に達した場合、第二期の受講試験は行いません。
「受講試験」受験料:1,000円
受講試験当日、会場でお支払いください。
お申し込み期限
一次締切:2014年11月27日(木)(受講試験 11/30もしくは12/1)
二次締切:2014年12月4日(木)(受講試験 12/8)
各言語別語学能力試験(CEFRにおけるB2以上)の目安
英語 (TOEIC Listening400以上、Reading385以上 TOEFL iBt87-109)
ポルトガル語(中級 CELPE-Bras Intermediário Superior, CAPLE DIPLE)
スペイン語 (DELE B2)
日本語(日本語能力試験N1)
※上記の試験資格は必須ではありませんが、上記に相当する語学力が必要です。
講師
◆通訳倫理
重野亜久里 特定非営利活動法人多文化共生センターきょうと 代表
◆医療知識
山田秀臣 東京大学医学部附属病院・国際診療部・副部長・講師 /腎臓内分泌内科
角 泰人 石橋クリニック 医師
阿部 裕 明治学院大学心理学部 四谷ゆいクリニック
田城孝雄 放送大学 教授
五十嵐ゆかり 聖路加国際大学リプロダクティブヘルス・助産学 准教授
竹澤良子 株)アインファーマシーズ アイン薬局アトレ川崎店 薬局長
井出みはる 国際親善総合病院 社会福祉士(ソーシャルワーカー)
◆通訳技術
渡部富栄 大東文化大学大学院・青山学院大学兼任講師・会議通訳者、看護師
田中深雪 大東文化大学大学院 経済学研究科 通訳論研究指導 担当
野中モニカ ポルトガル語通訳者、司法通訳、通訳案内士
シャオチェン 会議通訳者・ラジオDJ・有限会社Jasmins代表
岩木エリーザ CRIATIVOS代表、ポルトガル語通訳者
吉田理加 スペイン語通訳者、明治大学兼任講師