2017年7月16日(日)より、東京にて専門医療通訳養成コース「医療通訳研修Ⅰ・II」(50クラス・75時間)を開催します。専門医療通訳養成コースは、医療通訳者の専門家を育成する厚生労働省「医療通訳育成カリキュラム」に添って実施します。カリキュラムを作成を行った担当者や通訳教育、プロの通訳者、医療従事者など、外国人医療や通訳指導に精通した専門家たちが講師を担当します。内容、質ともに充実した専門研修となっています。
時間:9:30-16:40 場所:一般財団法人日本医療教育財団
募集:英語・中国語 各15名程度 受講試験受付締切:2017年7月7日(金)18:00
受講料:168,000円(税別)
※最低受講数10名(各言語5名以上)を満たない場合は開講しないことがございます
受講対象者
- 原則20歳以上
- 母語において、大学入学程度の語学力と高校卒業程度の知識がある方
- 母語、対象言語の国や地域における習慣、社会常識を理解している方
- 文化や社会において異なる価値観を認めることができる方
- 利用者に対して敬意を持ちコミュニケーションを図ることができる方
- 下記の語学能力と知識を持っている方
受講に必要な語学力と知識(本コースでは参加者の知識・語学力の確認のために受講試験を実施します)
- ヨーロッパ言語共通参照枠(CEFR)におけるB2以上(各言語の目安)
- 母語と対象言語の両方において高度な会話や議論ができる語学レベル
- 対象言語において、その言語を母語とする人とお互いに緊張しないで流暢な自然なやりとりができる
- 健康や身体に関する抽象的かつ具体的な話題について理解し、やりとりができる
- 他人の意見や発言を理解して、それに対して自分の意見を詳しく説明できる
- 健康や医療に関する一般知識(中学までに学ぶ程度の身体の仕組みや各器官の働き)
修了証の発行
- 各講義の9割以上の参加(一部ビデオ受講で対応できる講義もあります)
- 筆記試験・通訳実技試験(7割程度の取得)
お申し込み方法
講師(敬称略)
◆通訳倫理
渡部 富栄 大東文化大学大学院・青山学院大学兼任講師、会議通訳者、看護師
重野亜久里 特定非営利活動法人多文化共生センターきょうと 代表
◆医療知識
山田 秀臣 東京大学医学部附属病院・国際診療部・副部長・講師 /腎臓内分泌内科
角 泰人 石橋クリニック 医師
沢田 貴志 港町診療所 所長
坂田 勝巳 横浜市立大学付属市民総合医療センター 脳神経外科部長
佐藤 智彦 星搓大学大学院教育学研究科 教授
林 幹浩 順天堂大学医学部総合診療科 非常勤助教(日本内科学会認定内科医)
五十嵐ゆかり 聖路加国際大学リプロダクティブヘルス・助産学 准教授
新宮千恵美 恩賜財団済生会横浜市南部病院 中央検査部
中野 啓一 日本赤十字社さいたま赤十字病院 放射線科
井出みはる 国際親善総合病院 社会福祉士(ソーシャルワーカー)
◆通訳技術
渡部 富栄 大東文化大学大学院・青山学院大学兼任講師、会議通訳者、看護師
田中 深雪 青山学院大学
王 珠恵 中日通譯師 ・中日藥劑師 前 慈済大学 東語系/醫學系副教授 他
運営:株)多文化らぼ
※講師や会場の都合上、開催場所や時間が変更される場合があります。
※本講座は就職の斡旋等を行う研修ではありません。
厚生労働省「外国人患者受入れ環境整備事業」によって作成された医療通訳育成カリキュラムに添って実施する医療通訳研修です。「医療通訳育成カリキュラム」とは、「外国人患者受入れ環境整備事業」における医療機関で雇用される医療通訳者の養成を目的として作成されたものです。
この研修は、「医療通訳育成カリキュラム」に添ったテキスト「医療通訳」を使用します。講義ではデーターを各自に配布いたします。